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【投資】決算シーズン到来、気を付けるべき事【決算】

はじめに

はじめに、決算シーズンとは、企業が1年間の業績を公表する期間のことを指します。日本では4月から6月にかけて、3月期の決算書が公表されます。

投資家にとって決算シーズンは、企業の業績や将来の成長性を見極めるために非常に重要な時期です。しかし、初めて決算書を読むと、専門的な用語や数字が多くて難しいと感じるかもしれません。

この記事では、初心者の方でも理解しやすいように、決算書を読み解くためのポイントを紹介します。例えば、どのように企業の業績を分析するかや、売上高と利益の関係性について説明します。また、負債やキャッシュフローについても解説します。

決算書には記述事項や注記が含まれており、これらにも注目することが重要です。また、決算発表のタイミングにも影響があるため、注意が必要です。

まだ投資はじめて1年未満の人は最初のうちは興味がある企業や自分が使っている企業の株を少し購入していきましょう。こういう事なんだな、と確認しながら実際に所持して株価の変化を知ってから関係性を調べると体験と繋がる為、わかりやすくなります。

 

業績の傾向を見る

決算書を読む際には、まずは企業の業績の傾向を見ることが大切です。具体的には、売上高や利益の推移、財務状況などを見ていきます。

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例えば、売上高が増加傾向にある企業は、新商品や新市場開拓などに力を入れている可能性があります。一方で、売上高が減少傾向にある企業は、競合他社との差別化が図れていないなど、課題があるかもしれません。

また、利益の推移を見ることも大切です。利益が増加傾向にある企業は、収益性が高いと言えます。逆に、利益が減少傾向にある企業は、原材料の価格上昇などによるコスト増や、販売価格の引き下げ競争などが原因かもしれません。

財務状況については、流動比率や自己資本比率などを見ることで、企業の財務健全性を判断することができます。ただし、数字だけを見て判断するのではなく、企業の業績や経営方針などを総合的に判断することが大切です。

以上のように、業績の傾向を見ることで、企業の成長性やリスクを把握することができます。初心者の方でも、これらのポイントを押さえて、決算書を読み解くことができます。

 

売上高と利益の関係性

売上高と利益は、企業の収益に大きく関わってくる重要な要素です。この2つの関係性を見ることで、企業の収益性や経営方針を把握することができます。

まず、売上高と利益の推移を見てみましょう。売上高が増加傾向にある企業であっても、利益が減少している場合があります。これは、原材料や人件費などのコストが増加しているなど、利益を圧迫する要因がある場合が考えられます。

一方で、売上高が減少傾向にある企業でも、利益が増加している場合があります。これは、コスト削減や新商品の売れ行きが好調など、利益を増やす要因がある場合が考えられます。

次に、売上高に対する利益率を見てみましょう。利益率は、売上高に対する利益の割合を表します。一般的には、利益率が高い企業ほど収益性が高いと言えます。

ただし、業種によっては利益率が低い場合があります。例えば、製造業や小売業は、原材料や人件費などのコストが高いため、利益率が低くなることがあります。

以上のように、売上高と利益の関係性を調べることで、企業の収益性や経営方針を把握することができます。初心者の方でも、これらのポイントを押さえて、決算書を読み解くことができます。

 

負債とキャッシュフロー

負債とは、企業が他者から借り入れたお金や支払いを行わなければならない未払いの請求などを指します。負債が多い企業は、返済に追われて経営が圧迫されることがあります。そのため、負債額を確認することは重要です。

また、キャッシュフローとは、企業が実際に現金で受け取った金額と支払った金額を表します。キャッシュフローがプラスであれば、企業は現金で支払いを行うことができるということになります。

負債とキャッシュフローを見ることで、企業の経営状況を把握することができます。負債が多く、キャッシュフローがマイナスである企業は、経営が危険な状況にある可能性があります。一方で、負債が少なく、キャッシュフローがプラスである企業は、健全な経営基盤を持っていると言えます。

負債とキャッシュフローの情報は、決算書の「貸借対照表」と「キャッシュフロー計算書」で確認することができます。初心者の方でも、これらの情報を見ることで、企業の経営状況を把握することができます。

 

記述事項や注記について

決算書には、財務状況に関する情報が記載されています。その情報には、企業がどのような業務を行っているかや、今後の展望など、重要な情報が含まれている場合があります。

そのため、決算書を分析する際には、記述事項や注記にも注目することが大切です。特に、重要な情報が記載されている可能性が高い「重要事項説明書」には、十分な注意を払う必要があります。

例えば、業績に大きな影響を及ぼすと予想されるリスクや、将来的に見込まれる成長戦略などが記載されている場合があります。そのため、これらの情報を確認することで、企業の今後の展望やリスクについて理解することができます。

また、注記にも注目することが重要です。決算書には、会計処理に関する注記が記載されています。注記には、会計処理に関する細かいルールや、不動産や設備などの評価方法に関する情報が含まれています。

これらの注記を確認することで、企業の会計処理方法や資産の評価方法などが理解できるため、企業の財務状況を正確に把握することができます。

以上のように、記述事項や注記にも注目することで、決算書からより正確な情報を得ることができます。初心者の方でも、これらの情報を確認することで、より深い理解を得ることができます。

 

決算発表のタイミングに注目

企業は、通常、四半期ごとに決算を発表します。つまり、1年を4等分したうちの1等分ごとに決算を行い、その結果を発表します。四半期ごとの発表は、通常以下の時期に行われます。

  • 第1四半期:4月中旬〜5月中旬
  • 第2四半期:7月中旬〜8月中旬
  • 第3四半期:10月中旬〜11月中旬
  • 第4四半期:1月中旬〜2月中旬

また、年次決算は、通常3月末日を締め切りとして行われ、その後1ヶ月程度で発表されます。

決算発表のタイミングは、企業の財務状況を把握する上で非常に重要な要素です。決算発表が行われた時期や、その結果が発表された時期によって、市場の動きが大きく変化することがあります。また、決算発表前には、市場予想やアナリストの予想などが発表されることがあり、その予想との差異も市場に大きな影響を与えることがあります。

したがって、決算発表のタイミングに注目することで、企業の財務状況だけでなく、市場の動向やトレンドも把握することができます。初心者の方でも、決算発表のタイミングについて理解することで、より正確な情報を得ることができます。

 

まとめ

決算シーズンには、企業が発表する決算報告書を確認することで、その企業の財務状況や業績の傾向、そして市場の動向を把握することができます。そのためには、以下の点に注目することが重要です。

  • 業績の傾向を見る
  • 売上高と利益の関係性を調べる
  • 負債とキャッシュフローを確認する
  • 記述事項や注記に注目する
  • 決算発表のタイミングに注目する

これらのポイントを把握することで、企業の財務状況や業績の傾向、そして市場の動向を正確に把握することができます。また、市場の動向やトレンドにも注目することで、より正確な情報を得ることができます。

決算シーズンは、市場にとって非常に重要な時期であり、企業の業績や財務状況を正確に把握することで、市場投資の方向性を判断することができます。初心者の方でも、このような基本的なポイントを押さえることで、決算報告書をより理解することができます。