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【投資】JEPI、QYLD等の超高配当で使用しているカバードコールとは何か【オプション取引】

これまでJEPIの記事はいくつか書いてきました。

その中でカバードコールとよく言われていますが、リスクを理解するためどういった物か書いていきます。

将来のことを考える人のイラスト(男性)

カバードコールとは?

カバードコールとは、株式を保有しながらオプション取引を行うことで、株価の下落リスクを限定しつつ、プラスのリターンを狙う投資手法のことです。

例:あなたがある企業の株式を保有しているとします。その企業の株価が下落すると、あなたの保有している株式の価値も下がってしまいます。しかし、カバードコールを使えば、株価の下落リスクを限定することができます。

具体的には、保有している株式について、「この株価がある程度まで下落する」と予想した場合に、その予想に基づいたオプション取引を行います。そうすることで、株価が下落した場合には、保有している株式の価値が下がっても、オプション取引によって得たリターンがその損失を補うことができます。

カバードコールは、誰でも比較的簡単に理解することができる投資手法です。

カバードコールを単純に書くと「未来がどれぐらい動くか、予想して当てれば利益が出る」という事です。

 

オプション取引とは

カバードコールについて説明する場合、オプション取引は切っても切り離せないものです。

オプション取引は、将来的な株価の上昇や下落を予測し、その予測に基づいた取引を行うことです。具体的には、以下の3種類の取引方法があります。

  • コールオプション取引
  • プットオプション取引
  • ストラドル取引

 

コールオプション取引とは

コールオプション取引は、株価が上昇することを期待する場合に利用される取引方法。

ある株式について「この株価がある程度まで上昇する」という予想を持った場合、その予想に基づいたオプション取引を行います。この取引では、オプション料金を支払い、将来的に株価が上昇する場合に備えます。もし株価が上昇した場合には、オプション料金と共にその差額分のリターンを得ることができます。

例:ある企業の株式について現在の株価が10000円である場合、あなたがこの株価が11000円まで上昇すると予想した場合、10000円でコールオプションを購入することができます。オプション料金は、そのオプションの有効期限や行使価格、市場の状況によって異なりますが、例えば100円とします。もし株価が11000円に上昇した場合には、あなたはオプション料金の100円と共にその差額の10000円を得ることができます。

プットオプション取引とは

プットオプション取引は、株価が下落すると予想した場合に行う取引方法。

ある株式について、「この株価がある程度まで下落する」と予想した場合に、その予想に基づいたオプション取引を行います。この場合、オプション料金を支払って、将来的に株価が下落する場合に備えます。もし株価が下落した場合には、オプション料金とともにその差額分のリターンを得ることができます。

例えば、あなたがある企業の株式について、今の株価が10000円であるとします。この株価がある程度まで下落すると予想した場合に、10000円でプットオプションを買うことができます。オプション料金は、そのオプションの有効期限や行使価格、市場の状況によって異なりますが、例えば10000円とします。もし株価が9000円に下落した場合には、あなたはオプション料金の100円と、その差額の1000円を得ることができます。

ですが、オプション取引はリスクが高く、専門的な知識が必要な取引です。また、オプション料金の支払いは、必要な保証金を含めたものであり、損失が生じる可能性があるため、注意が必要です。取引前には、証券会社や投資顧問会社に相談し、十分なリスク管理を行うようにしましょう。

ストラドル取引とは

ストラドル取引は、オプション取引の1つで、株価の上昇や下落に対して同時に備えることができる取引方法です。具体的には、同じ期間の同じ銘柄に対して、コールオプションとプットオプションを同時に取引することにより、株価の上下どちらの方向にも対応できる取引方法です。

ストラドル取引を行うことで、株価が大きく変動する場合にも損失を最小限に抑えることができます。ただし、ストラドル取引は、株価が大きく変動しない場合には、大きな損失を被る可能性もあるため、十分にリスクを理解した上で取引を行う必要があります。

ストラドル取引の利益は、コールオプションとプットオプションのプレミアムの差額となります。ただし、オプション取引は複雑な取引であり、十分な知識や経験が必要です。また、ストラドル取引に限らず、オプション取引はリスクが高く、慎重な取り組みが求められます。

ストラドル取引について、より詳しい情報を得るためには、証券会社や投資顧問会社に相談することをおすすめします。また、オンライン上には、ストラドル取引について詳しく解説した情報が多数公開されていますので、それらの情報を参考にすることもできます。

 

JEPIやQYLDはどんなオプション取引をしているか

オプション取引の3種のうち、ストラドル取引をメインに投資していてプレミアムの差額が購入者の分配金になっていますね。

JEPIでは投資先の2割がこの取引を利用しているのでプレミアムの差額が大きくなり、かなりの高配当が期待できています。

個人では絶対できないけど、大きく儲ける挑戦をしたいというのとできるだけリスクを下げたいという両方を叶えたい場合は非常に有効な投資先ではないでしょうか。

 

※投資は自己責任でお願いいします。