最近とてもじゃないが円安が進みすぎていて猶予はほとんどないのではないか。
1ドル140円になるのも近い気がする。
S&P500
SPYD、JEPIその比較するためにはS&P500の状況が重要になる。
そのS&P500が1週間ほどでかなり減少した。
1年にすると直近の下落幅が大きい事が見てわかる。
短期間の下落としては1年間で最大のようにも見える。
この先もまだ下落が待っていると思うとかなり厳しい相場。
S&P500は指数なので銘柄としては比べられないけど、VOOでは比べられたので少し見てみよう。
VOOとSPYDの5年比較チャート
変化としてはほとんど同じ流れに見えるがやはりVOOの方が上昇相場で大きな上昇が見込めているのがわかる。
ただ一部で大きな上昇がない代わりにその後の大きな下落もSPYDにはないようにも見える。
トータルとしてはやはりVOOの方が恩恵は大きいが株価も高いので配当目当てならSPYDも候補としてはありではないだろうか。
SPYDとJEPI
そして本題であるSPYDとJEPIを検証していこう。
先週はSPYDが大幅な下落となり大ダメージを受けた。
これは米国株全体が厳しいのかな、と思っていたが……
JEPIが思ったより減っていない。
今週半ばではどちらも同じぐらいの状況だったのに……
【6月15日の状況】
株数の差もあるけど、これはちょっと差が大きくなりすぎていないか?
という事で比較してみた。
SPYDとJEPIの1年の変化
二つの変化が明確に分かれているようだ。
SPYDは去年後半に上昇した分がなくなり、1年前と同じぐらいまで減少したようだ。
JEPIは今回の下落に耐えられず1年前に比べ1割ほど減っていた、これは毎月配当で配るために月初に必ずと言っていいほど相場が下がるのが原因だと思われる。
ただ相場が下がるのを含めても、最後の減少でSPYDに比べJEPIがそこまでダメージを受けていないようのが気になったので直近1ヵ月でも調べてみた。
SPYDとJEPIの直近1ヵ月の変化
これは特徴的な変化が見えた。
SPYDとJEPIは同じように大きな下落幅が続いていたが、SPYDに比べJEPIは下落幅がそこまでひどくにないように思える。
特に14日~17日の間が顕著に出ている。
これはJEPIがアクティブファンドなのが要素としてあるのかもしれない。
明らかに下がるとわかっている銘柄については調整として手が入った可能性がある。
JEPIは上昇相場には弱く、下落相場には比較的強いのかもしれない。
まとめ
今回はSPYDとJEPIを比較してみたけれど、上昇相場だとやはりSPYDに軍配が上がる。
ただ、下落相場に切り替わった時はJEPIで保持しながら配当を得るのもありなのかもしれない。
もちろんJEPIはまだ始まって間もないETFという事もあり、今後どうなるかはまだまだ読めない。
そういうこともあるので今仕込むなら大きな下落をしたSPYDの方がいいと思う。
そしてJEPIは定期積立などで平均化すると強いのかもしれない。
週明けにはSPYDの配当金も出るはずなので、その状況次第では配当目当てはJEPIが一歩抜きんでるのかも?
出来ればもっと複数の比較ができるチャートがあればうれしいのですが、無料ではなかなか無かったのが残念な状態ではある。
※投資は自己判断でお願いします!