ドル円の動きが1ヵ月のうち1日で数円動く日が多々あった。
実際1ヵ月前は138円近くあったのが今は130円以下になっている。
1年前は110円台だったから今がどれだけ円安になっているかわかるだろう。
円安は今の投資環境を考えると仕方ないとも言える。
個人投資家が米国株に投資をすればその分、円が安くなる。
では今後円安に進むか、というとそうでもない。
投資をして円がドルに変わる。
ただ日本人の性質で多いと思われるのが配当狙いの投資家。
この配当、再投資をする場合は為替にとって円安のままになる。
ただ、配当は使おうとする人の場合はどうだろう。
その場合はドルを一度円に交換する必要がある。
その時の為替は円からドルに換えた分は変更せず、ドルが円に変わっている。
そう、配当分だけ円高になる。
これを考慮すると将来的には円高になる可能性が高くなってくるのではないだろうか。
特に今FIREを目指そうとしている人で大多数が円をドルに換えて米国株を買っている人がいる。
この世代がまとまってドルを円に換えた場合、円高が来る可能性がある。
それがいつになるか、まず第一に積み立てNISAが終わる20年後。
次に今積み立て投資を始めた人達が配当生活を始めた時、だろう。
これは積み立て額にもよるけど20年ほどで達成できるのではないだろうか。
机上の空論でしかないけど、今単純に自分も含めて米国投資が最適と思っている人も数が増えているのでこういったリスクは頭に入れておきたい。
勿論個人投資家の資産は全体の一部でしかないので全く為替が動かない可能性もある。
ただ動く場合は皆同じぐらいで動き出す可能性があるので、米国株も重量ですが日本株にもしっかり投資しておいた方が安全なのではないだろうか。
少なくとも20年後は円高に動く可能性を秘めている事を考えても悪くはないはず……。
※投資は自己責任でお願いします。