ゲーム業界は離職率が高い業界として有名になったのはブラック企業があまりに多いから。
というのは昔の話。
まぁ今も一部ではそのままなのですがっ!
という事はおいておいて、今回はゲーム業界の離職理由を書いていこうと思う。
自分の場合は収入やポジションをよくするために転職をしてゲーム業界内で移動をし続けた。
これについては人それぞれあると思うので一旦おいておこうと思う。
ゲーム業界に来る理由は?
ゲーム業界へ来る人を考えてみよう。
大きく分けて3種類がある。
1、ゲームが好きでゲームを仕事にしたくてゲーム業界へ来た。
2、仕事を探していてプログラマとして仕事があるゲーム業界へ来た。
3、ゲーム業界で働いていて以前の職場をやめて新しい職場を探して来た。
特にゲームが好きでゲーム業界に来た人には多く引っかかる物がある。
それは「やる気搾取」だ!
これはゲームが好きだからとにかく雑に仕事を回すことがある。
本人の器量を知ることもできるがゲームが好きの度合いによってはすぐに折れてしまう。
当然「遊ぶゲーム」と「仕事で作るゲーム」は全然違うからだ。
この場合思考を変えて、任せられた仕事を「高得点を得るゲーム」などと切り替えたりしない限りモチベーションがまず持たない。
何故なら作業量の割に給料が圧倒的に少ないのがやる気搾取の特徴だから。
別にゲーム業界だけではない、アニメ制作なども給料が低いことで有名。
こういったエンターテイメントはやる気搾取を切り離せないのは仕方ないこと。
良くはないが、これは魅力ある仕事に見えるという事でもある。
2と3については仕事を探していて次の仕事先という理由だ。
実はこれについては実力がそれなりにあれば離職率は低いことが多い。
ただ憧れを持っていたら別だ。
ゲーム業界というのはぶっちゃけたら「土方の現場」でしかない。
完成した作品を見たらすごく面白そうな職場、に見えるかもしれない。
実際の作業は組み立てて、物を配置する。
動作を確認して、各所の進捗チェック、統合して形を作る。
こういった流れを山ほど繰り返すだけだ。
部分部分は非常に地味で地道な作業。
これに憧れを当てはめると「こんなはずじゃなかった」となってしまう。
こうなると離職につながってしまうだろう。
期待はしないで来るのが一番だと思う。
他に職場毎に暗黙のルールが山ほどあるのも特徴だ。
ゲームというエンターテイメントの都合上、仕事してる人は特殊な人が多い。
その状況に対して受け入れるか、自身も同様に特殊な人となるか。
専門性が高い仕事ではあるので力があればほとんどの事が許されるのもこの業界では至極当然になっている。
勿論それ相応の実力があるので理解ができない場合、衝突したりどちらかが折れるまでやってしまう。
バランサーを担う人はそういった人たちの不満を極力溜まらないように作業を進めていく。
偏屈な人が多い職場なので、その結果潰れてしまう人も多い。
そしてゲーム業界から離れてしまう。
中にはゲーム業界を継続している人もいるけど、一部はゲームが嫌いになってしまう人までいる。
実際使い潰されるか、一定の技術を身に着けて仕事として働くようになるか。
それは好きであるか仕事としての責任でやるかで耐えられる量は変わるだろう。
ゲームを仕事にしたい人は1つやってみてほしい事がある。
嫌いな事に対してゲーム感覚で遊ぶ事ができるか考えてみてほしい。
もしできない場合はちょっとゲーム業界は厳しいかもしれない。
勿論、職場によっては全然違うが中小に入るならあらゆる事を任せられるので何でも楽しめるようにしておいた方がいいと思う。
色々書いているがゲーム好きな人がゲーム業界に来る人は大歓迎だ。
誰もが面白いゲームは難しいけど、誰かが面白いゲームならきっと作れるだろうから。
色々問題を抱えているゲーム業界だけど、たくさんの人が離職せずに働いてくれることを祈りたい。