子供は色々な事を見ているんだな、思っている。
自分は子供のころから変な子だったと今でも思う。
幼稚園の記憶は自転車の後ろに乗って景色を見るより足し算遊びをしていた事。
自転車の後ろに乗った状態で口で1たす1は2、2たす2は4、4たす4は8、8たす8は16……
と大体4桁になるまで毎回やっていたと思う。
なんでそんな事をしていたのかと考えた。
当時はお風呂場とトイレの内側に数字が書かれたマットやポスターがあったんだ。
これは親が貼ったのだが、当時暇を持て余したのか3桁までは覚えていた気がする。
小学校に入るころには億までは覚えていたので数字に強い子になっていたんだろうな。
新しく覚えるのはとても楽しかったし、自分でお題を出して解決していくのはとても面白かった。
それは今でも変わらない。
多分当時は普通の子ぐらいだったが、いつのころからか勉強が嫌いになっていた。
勉強嫌いになった理由なんだったか、と考えた。
その原因は「問題集」だ。
親が「問題集」を定期購入してさせるようになった。
これが解けるまで遊びに行けないし、やらなかったら怒られる。
基本的に根を詰めて勉強しても何も楽しくないし用意されてる問題をやったところでつまらない。
勿論、それは大事な事だと思う。
でも楽しくない。
子供の時分は学ぶ事は嫌いじゃないけど面白くない「問題集」は嫌いとなった。
その後問題集から勉強も嫌いとなる。
子供ながら単純な発想だ。
そこからの下落はわかりやすい。
答えが用意されてる問題を解いても楽しくないから。
問題集はやらないし、触る事すらしない。
ただ当時はテストの点が悪かったわけではない。
それでも新しい事には必ず興味を示した。
対照的に記憶する系には全く興味を示さない。
すごい変わり者が完成だ。
それからテストの点数は悪くなる一方。
勉強もしないので当然。
当時はおそらく地頭はそこそこ良かったのだと思う。
今では見る影もないが。
それが成長したら当然のように崩れ落ちる。
中学になる頃にはテストの点数は学年最下位を競うレベル。
高校なんてお察し。
最もひどかった英語は25点(うち授業を受ければ20点は貰える)で赤点免れる所なのに赤点になったりする。
そんな奴は当然ながら大学なんて行けるわけもなく。
ニートとなった。
その後はMMOにはまった。
当時はラグナロクやリネージュ全盛期。
毎日やってたよね。
そんな奴が今では変な子から性根が腐った天邪鬼となっている。
もうこの性根が腐った天邪鬼はいつまでも多分変わらない。
子の育て方はたくさんあると思う。
大事なのは子供が何に興味を示して、何を嫌がるか考えておこう。
子育て中の親は子供にはそれとなく道を示してあげてほしい。